五月雨 -samidare- に関する考察的なオレ分かってるぜ的な 第七回 - Q.E.D.まさかの だからトイレに行った?って聞いたのに -
さて今までの内容を要約すると、
好きな子が天使過ぎて生きるのがツラ過ぎワロタ
僕氏戦略的撤退のち無事号泣
うん、ぶち壊し。それでは…
・ラストをもう一度見てみよう。うん。分からん。
冬 雪 ぬれて 溶ける
君と夜と春
走る君の汗が夏へ 急ぎ出す
冬 雪 ぬれて 溶ける
君と夜と春
走る君の汗が夏へ 急ぎ出す
急ぎ出す
急ぎ出す
あ、そうだ引き出しにしまっといたの忘れてた。シュポポポン!
美しい声の針を静かに泪でぬらすように
テッテテテッテッテーテーテー♪
ここにヒントが隠されてると思うんだのび太くん。
この曲のキモとも言える文学的厨ニ的クソカッコ良くてオレ始めみんながシビれてあこがれたフレーズ(だよね?)。心に刺さった彼女の悪気ない言葉の針に、血が伝うかの様に泪が滴るイメージ。
そしてラスト直前のサビ、
熱く流れるこの頬は 全てを
何回聴いても何回でも泣けるこのフレーズ。これも大胆に「泪」の字を省略したあたり、逆に無くす事で最大限に「泪」を強調してると思わないかい?思わない?ふーん。
なので…
ぬれる=泪
これ恐らく間違いないね。エロい意味じゃなかったね、のび太さんのエッチ。
・じゃあ、「冬 雪」これは?対応する言葉、無くね?
それならば、崎山君は天の邪鬼の定理を使ってみよう!反対の言葉を探すんだ!
‥‥あった、冒頭の「炎のように熱い」これこれ。謎だったヤツ。
OK、分かった。百歩譲ってそれだとしよう。‥‥それで?
炎のように熱いって何かって?聞くだけ野暮じゃん。傷ついたところで恋の炎は消えない、消せないんだよスティーブ!(誰)
さらに、
熱く流れるこの頬は 全てを
ここにも掛かってるね多分。炎のように熱い恋の泪。
でも、じゃあ、「冬 雪」これは?
炎と雪。この温度差。思い知った己の無力感、夢と現実の落差じゃないかな。雪が炎と対応してるなら、積もりに積もった恋心、ってことになりはしないだろうか諸君!
そういやみんなもこれ書いてるおっさんも忘れてるかもだけど、
濡れて溶ける(×溶けて濡れる)
これは何のヒント?
冬→春のイメージは、世間一般では辛い時期を乗り越えて幸せがやって来るイメージ。でも語順が逆。何かが逆。
・ここで崎山君は天の邪鬼の定理だッ!ドグオオン!な、なんて事を考えやがる!(崎山君が。)
濡れる=泪。だったら溶けて消えたのは何?
『彼女とイチャコラするこの世の春』
こっちの方だよ、まさかの。
ホンっトにまさかの。ヤバい。失禁しそう。思い付いたのがトイレで良かった!
君と夜と春
泪の夜も溶けたってんなら、夜通し泣き明かして、今は多少は気持ちの整理も付いたのかな。
走る 君の汗が夏へ 急ぎだす
堪らなく爽やかなこの部分。ギターの激しくも軽やかなカッティングが生みだす疾走感。体育会系の少女がめちゃめちゃグラウンドで練習に励んでる感じ。夏の大会でも目指してるのですかね。おっさんはブラバンだったけど体力づくりでグラウンド走ってたなあ。あとなぜか漫研のやつらも。お前ら何でだ。
・ところで彼女はこっちには目もくれずひとり夏へ急いで行こうとしてるのに。主人公の「僕」は?
冬 雪
↑と、
濡れて溶ける君と夜と春
↑とが別々だったと先ほど言いました。
・てことは ま さ か の
僕は未だに冬の雪の中。
彼女は夏へと走り去ってく。
何て切ないエンディング。泣ける。
それと「急ぎだす」のところのウーウーウーウウー↑ ウォーウーウゥー↓ と、「全てを」のウォーウーオーオー↑ウォーウーウーウゥー↓
これ、譜割り(リズムとか音数)は違うけどメロディーかなり似てない?ってことは。てことは。(分かるでしょ)
・ところでタイトルの五月雨って‥‥。
雨。イコール泪。5月は春が終わり初夏へと季節が変わっていく。そしてここまでの歌詞の解釈をプラスすると…
「春から夏へと走り去ってく君への泪」
…ということでおっさんの奇妙な考察にお付き合い頂きありがとうございました。まるで推理小説のような構成(「五月雨」が、ね)。やはり蒼志、恐ろしい子‥‥。あと崎山君パズル好きそう。
・大事な事なので最後にもう一度。
※あくまで俺分かってるぜ的個人の意見です※