五月雨 -samidare- に関する考察的なオレ分かってるぜ的な 第六回 - そして振り出しに戻る -  

・というわけで冒頭に戻るぜ!

はーい何があったのか先生分かりました。好きな子の前で醜態を晒しちゃって、夜、ひとり泣いちゃってたわけですね。それがこんなに文学的なエモい表現になるなんて!もうエモさがエモ過ぎてホントにエモいよ!(語彙)

裸足のまま来てしまったようだ
東から走る魔法の夜
虫のように小さくて
炎のように熱い

さて。
ナアナアナアナアナアナアナアナア。
謎は全て解けたんじゃあなかったのか?
なのに謎が謎のまんまじゃあないか。
だから気に入った!
ここからはさっきまでを踏まえて、語感から連想ゲームで意味を無理やり噛み砕いてみますよ。オレの歯、もつかな。ムリ、歯が折れちゃう。

 

・裸足のまま(裸足とは言ってない)

裸足のまま

 → (裸足で)逃げ出す(ホントに裸足とは言ってない)

来てしまった「ようだ」

 → どんだけの間、逃げ走って来たのか分からないくらいめちゃめちゃに走って来たことに、今、気付いた


そこまでの全力疾走感溢れるジャカジャカジャンからの、「ようだ」で突然音をミュートで消しながらシャカシャカ、正気に戻った感出してますね。この「ようだ」、まるで〜みたいだ、って意味にもとれますね。裸足は例えであって、安心して下さい、履いてますよ(靴)


・魔法・・・僕を虫に変えたり炎に変えたりたり

東から走る魔法の夜

 → 太陽は東から上り西に沈むけど、なるほどそう言われれば夜も東から西だわ天才かよ。(今さら)
「走る」は日の落ちる速さを表現すると同時に、自分が「逃げ走って」来たイメージも表現してますね多分。そういやラストも「走る君」だな。頭とラストに登場するキーワード。とても対照的

「魔法の夜」と書くと西洋的なハリー・ポッター的な響きがするけど、これって"逢魔ヶ時"のイメージも重ねてるのかな。昼と夜、あの世とこの世、人と人あらざる物が出会う時、黄昏時。拡大解釈すれば、夢と現実が混ざる時間とも言えそう。
この歌詞の直後に「」とか「」とかのワードが来るのでますます魔法のイメージが膨らみます。
でもそれは素敵な魔法じゃなくて、ブルーを運んでくる、しかも心が痛くて泣いちゃう夜だって、もう知ってるけど。もう切な過ぎる。

虫のように小さくて

 → これどっかで見たぞ。昨日チャレンジで見たやつ‥‥じゃないよね間違いなく。

意味のない僕らの救えない程の傷から

とか

全ての声の針を静かに宇宙で濡らすように

このへんで連想したイメージ、無力感。自分が虫けらみたいにちっぽけに思えて、夜空=広大な宇宙を見上げてるイメージ。崎山君、対比上手いよね、つくづく。ほんとお見事。

でも。

 

炎のように熱い

これって?


それでは次回、ラストをもう一度見てみましょうか!
明日で完結!衝撃の結末が!(ホントか?)